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596話

「海兄、龍飛があえて段江南に挑戦するなんて、本当に強い実力を持っているということだ。もし彼が段江南を倒したらどうするんだ？」

「そうだよ、海兄。龍飛が段江南を打ち負かして龍虎ランキングの一位を奪ったら、俺たちは誰も彼の相手にならないかもしれないぞ」

龍飛を叩きのめして賀沧海から二十個のエネルギーストーンを手に入れようと目論んでいたAランクのメンバーたちも、この時ばかりは不安を隠せなかった。

「ありえない。段江南の実力がどれほど凄まじいか、唐宇でさえ大変な苦労をして彼を倒したんだ。龍飛のような若造が彼の相手になるわけがない」

賀沦海は断言した。彼には信じられなかったのだ。龍飛の実力が本当...