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590話

「Aランクメンバーに昇格するんだ。今日のBランク組の試合を突破すれば、明日はAランク組の試合に参加できるんだ」

龍飛は念を押すように言った。彼は自分がAランク組の試合に進めば、結果がどうであれ、Aランクメンバーになる資格を得られることを知っていた。

「そうだな。だが、この内功心法の内容を知りたいなら、年末大会が終わるまで待つしかないだろう」

墨雨は信じていた。龍飛の実力なら、黒鷹組織のAランクメンバーになることは容易いだろう。しかし、正式にAランクメンバーとして認められるには、大会終了後まで待たなければならない。

「そういえば墨雨、このエネルギーストーンは下級品だと言ったな。ということは、...