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569話

「私もエナジーストーンが何なのか分からないんだ。A級以上のメンバーしか知らないからね。でも何であれ、きっとすごく貴重なものなんだろうな!」

天狗は首を振った。彼は地位が低いため、黒鷹組織に加入して長年経っていても、B級メンバーに過ぎず、エナジーストーンという報酬について聞いたことはあるものの、具体的に何なのかは一度も見たことがなかった。

「年末大会の優勝賞品はエナジーストーン百個だけ?これって何の役に立つんだ?」

龍飛は心の中で疑問を抱いた。彼から見れば、年末大会は黒鷹組織のエリートメンバーが集う盛大な集会であり、これらのエリートたちは皆、絶技を持つ者ばかりで、現実世界でもお金に困る貧乏...