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550話

「何をするつもりだ?」

羅依琳の周りの四人の黒服警備員が自分に向かって近づいてくるのを見て、墨霜は即座に真剣な表情で言った。

「墨霜姉さん、もういいよ、別のカラオケルームに変えればいいだけだから!」

陸雪瑤は諭すように言った。結局のところ、羅依琳は彼女たちが敵に回せるような相手ではない。相手は大物セレブリティなのだから。

何より陸雪瑤はトラブルを避けたかった。羅依琳はボディーガードを連れており、自分たち三人の女の子がどうして彼女の相手になれるだろうか。

「ダメよ、このカラオケルームは私たちが先に予約したのよ。なぜ彼女に譲らなきゃいけないの!」

墨...