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54話

「スピードを楽しむなら、高速道路が間違いなく最適な場所だ。龍湖山荘から最も近い高速といえば、当然、静海市の環状高速道路になる」

龍飞は環状高速道路に到着すると、まるで手綱を解かれた野馬のように、全身が興奮し始めた。

もちろん、彼を最も興奮させていたのは、背後に座る魅力的でふくよかな女神の存在。そして今、その女神が彼をしっかりと抱きしめていることだった。

「速いか？どうした？もう耐えられないのか？」

龍飞は口元を少し上げ、心の中で思った。陸雪瑶は林依純よりずっと胆力があるとはいえ、本当のスピードの前では、彼女も降参するしかないだろう。

「そんなことないわ。ただ、あなたのスピードが本当に...