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51話

「どうだ?お前らにも聞くぞ、格好いいだろ!」

着替えミラーの前に立ち、龍飛は新しい服に着替えて、鏡に映る格好いい自分の姿を見て、もう自分の格好良さに完全にやられてしまっていた。

深緑色の迷彩柄の半袖シャツに、ミリタリージーンズを合わせ、足元には高級な鹿革のミリタリーブーツ。龍飛の雰囲気は一気に格上げされていた。

特に店側からおまけでもらったレイバンのサングラスをかけた龍飛は、さらに格好良さが際立っていた。

「格好いいです!すごく素敵です」

周りの店員たちが即座に相槌を打ったが、彼女たちはお世辞を言っているわけではなかった。今の龍飛は本当に格好良くて、クールな印象を与えていた...