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503話

「ずっと前からの知り合いだったんだ！師匠が拳王だったなんて、僕も今知ったよ！」

上官鸿は得意げに言ったが、すぐに言い直した。「いや、拳王じゃない、拳神と呼ぶべきだ！」

龍飛が突然勝利を収めたことに、その場の人々は皆驚いた。まさに「江山代有才人出」、英雄は若き世代から現れるものだと思い知らされた。

「第十八回忠義堂拳王争覇戦の優勝者を発表します。我らが新たなる拳神、龍飛です」

鉄山がリングに倒れ込み反応がなくなったのを見て、美しい女性司会者はすぐにリングに上がり宣言した。もはや龍飛との決闘を続けるどころか、立ち上がることすらできない状態だった。

この時、鉄山の倒れ込みを見た全員は、彼がただ...