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477話

「隊長、この任務は俺が引き受ける。誰にも横取りさせないぜ」

天狗の言葉を聞いて、陶鑫はすぐに満面の笑みを浮かべて言った。選抜試合に参加するよりも、陶鑫はこういった任務を受ける方が好きだった。

「お前、標的が誰か知りもしないのに、もう引き受けるって言うのか?」

陶鑫が任務を引き受けるのを見て、天狗はすぐに注意を促した。

「人を殺すだけだろ?何が難しいんだ。あいつらが失敗したのは、単に実力不足だからさ。俺が出れば、相手が誰だろうと、必ず俺の手で死なせてやるよ」

陶鑫は自信満々に言った。彼にとって人を殺すことは朝飯前の仕事だ。しかも基地には最先端の武器が揃って...