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448話

「なに?肖戦に龍飛を死ぬまで殴らせろだって?なぜだ?彼はお前と何か恨みでもあるのか?」

杜強の言葉を聞いて、陳冬の顔に驚きの色が浮かんだ。まさか杜強がこんな要求をしてくるとは思ってもみなかったからだ。

「あいつは俺を全く目に入れていない。もう二度と奴の顔を見たくないんだ。冬兄貴、安心してくれ。今回手を貸してくれたら、今後何か必要なことがあれば遠慮なく言ってくれ!」

杜強はさらに言い足した。「それに、この件は冬兄貴にとっては一言言うだけのことだろう?肖戦はきっと兄貴の采配に従うはずだ」

「強兄貴、龍飛は雷東の拳手だぞ。本当に龍飛を殺してしまったら、みんなの和を乱すことになるんじゃないか」...