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447話

「ボクシングの試合である以上、勝ち負けがあるのは当然だ。そうでなければ、誰がこんな試合に興味を持つだろうか!」

卿彪と蔡飛の試合が終わると、第二組のボクサーたちが続々とリングに上がり、同様の決闘が繰り広げられた。

今回も雷東は五百万を賭けたが、結果は芳しくなかった。彼が賭けたボクサーが最終的に試合に敗れてしまったのだ。

「はぁ...まさか負けるとは。さっき勝った五百万をまた失ってしまったな」

雷東はため息をついたが、心配している様子はなかった。彼にとってこのような賭けは、ほんの小遣い稼ぎに過ぎなかったからだ。

雷東が本当に金を稼ぐのは龍飛という駒を使ってのことだった。龍飛がボクシング...