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436話

「大丈夫だ、志があるのは良いことだ。私はお前のようなやつが好きだ。さあ、署名してくれ!契約書にサインして正式に我々「黒鷹」の一員になったら、お前に任務を与えるつもりだ」

天狗は手を振り、龍飛に契約書へのサインを促した。一度署名捺印すれば、龍飛は正式に「黒鷹」組織の一員となるのだ。

「はい、ボスはどんな任務を僕に与えるつもりですか?」

龍飛はそう言いながら契約書に自分の名前を記した。この瞬間から、彼は黒鷹組織のCランク構成員となったのである。

「よし!龍飛、私のチームへようこそ」

龍飛が契約書に署名したのを見て、天狗はすぐに立ち上がり、右手を額に当て、龍飛に対して極めて規律正しい敬礼をした。...