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410話

「松兄、後でまず林依純を気絶させてからやるってどう?」

正式に行動を起こす前だというのに、彼らはすでに心の高ぶりを抑えきれずにいた。美人校花との一夜を想像するだけで、頭が熱くなり始めていた。

「気絶させてどこが面白いんだ?校花を傷つけるようなことはできないだろう!」

黄武松は軽蔑したように言った。心の中では、どんな美女でも気絶させてしまったら死体同然、何の味わいもなくなると思っていた。

「でも気絶させないと、もし叫ばれたらどうするんだ?」

若い学生の一人が心配そうに言った。小さな森の近くには人があまりいないとはいえ、こんな夜中に大きな物音を立てれば注目を集めてしまう。

「バカか?俺...