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408話

「龍飛、絶対に良くならなきゃダメよ。これは昨日の夜、お父さんが私にくれた舎利の骨牌なの。これがあなたに幸運をもたらしてくれますように」

陸雪瑤は林依純と柳素雲の前で、陸文山から贈られた舎利の骨牌を取り出し、そのまま龍飛のポケットに入れた。

「雪瑤、その舎利の骨牌はとても貴重なものよ。どうして龍飛にあげるの?」

陸雪瑤が舎利の骨牌を龍飛に贈るのを見て、柳素雲はすぐに注意を促した。

「どんなに貴重でも何の意味があるの?龍飛の命に比べたら、こんなものはなんの価値もないわ」

陸雪瑤は気にせず言った。彼女はそもそも、一枚の舎利の骨牌が伝説通りの効果を持つとは思っていなかった。もし本当に効果があ...