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405話

メッセージが送信されなかったのを確認して、龍飛はもう一度送信しようとはしなかった。秦英と連絡を取る唯一の方法は、戦龍隊の公式サイトのメールボックスを通すしかないということを、彼もよく理解していたからだ。

パソコンを閉じると、龍飛はすぐにベッドに横たわり、眠りに落ちていった。

目を閉じた瞬間、龍飛の脳裏には奇妙な文字が浮かび上がった。それは舎利塔の三階で見たあのサンスクリット文字だった。

これらのサンスクリット文字については、龍飛は見るだけで頭痛がするような状態だった。今は脳内にイメージが浮かんでいるだけなのに、頭が割れるような痛みを感じていた。

目を開けると、それらの文字はすぐに消え、...