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403話

「陸伯父、自信は人間の基本です。自信がなければ、どうして大きな事を成し遂げられるでしょうか」

龍飛はとても落ち着いた様子で言った。陸文山が静海市では大物だと知ってはいたが、それはあくまで静海市内での話に過ぎない。国防部のトップにさえ反論できる龍飛が、なぜ陸文山の前で怯えることがあろうか。

「よろしい!最近、忠義庁の拳王争覇戦がまた始まるそうだな。お前も参加するつもりだろう?」

陸文山は軽く頷くと、テーブルの上の茶碗を手に取り、慎重に口元へ運んで味わい始めた。

「はい、陸伯父。今夜の試合は忠義庁拳王争覇戦の出場資格を得るためのものでした。今はもう獲得しています」

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