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392話

阮震南は鉄手というあだ名で知られていた。その意味は、彼の腕が鋼鉄のように堅固であり、拳が人の体に当たれば、まるで鉄槌が体を打ちつけるような威力を持つということだった。

この拳は、普通の人間ならば一撃も耐えられないほどで、プロのボクサーでさえも、彼の鉄拳を食らえば悲鳴を上げるしかなかった。

阮震南のような相手に対して、ほとんどのボクサーは回避か防御を選ぶしかなく、阮震南と正面から拳を交えようとする者はほとんどいなかった。

そんな中、龍飛が自分と正面から勝負しようとしているのを見て、阮震南の心は興奮で高鳴った。体内に抑え込んでいた怒りが、ついに発散できる場所を見つけたのだ。

「ボン！」

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