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389話

「龍飛こそ俺の第一のファイターだ。虎子の実力も悪くはないが、龍飛と比べたら、はるかに及ばないな」

雷東は微笑みながら言った。心の中で、龍飛の実力は楊浩虎なんぞと比較できるものではないと思った。楊浩虎は古手宇にすら敵わないのだから、まして龍飛にはなおさらだ。

「そうか?それほど、この龍飛というのは大したものなのか?」

駱天鵬は気にも留めない様子で笑いながら言った。リングに立つ二人の若者の姿を見て、駱天鵬はますます龍飛に阮震南に勝つ実力があるとは思えなかった。

阮震南が龍飛の隣に立つと、その体格は明らかに大きく、漆黒に輝く鉄のような肌は、まさに力の象徴だった。

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