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37話

「よし!子ウサギの安全は僕に任せてください。絶対に彼女に少しの危害も与えませんから」

李福の言葉を聞いて、龍飛は少し興奮気味に言った。李福の意図は明らかだった。女を探しに行くことを許可するだけでなく、そのための金まで手渡してくれたのだ。

「それではな。社長を失望させないでくれよ」

嬉しさを隠せない龍飛の様子を見て、李福の表情はどこか居心地悪そうだった。彼には龍飛のどこにも超級兵王の片鱗すら見えなかったからだ。林磊は本当に人違いをしていないのだろうかと思わずにいられなかった。

「ご安心を。絶対に林おじさんを失望させたりしませんよ。子ウサギの毛一本でも失われたら、僕の命はいただいて構いませ...