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348話

「娟姐、どう?今夜は満足できた?」

個室に入るなり、呉暁妍はすぐに羅娟の側に行き、ドンとソファに腰を下ろした。

「うふふ!まあまあね。ただ…ちょっと焦りすぎちゃったかも。あの子がもう限界って感じじゃなかったら、もう何回かやりたかったわ!」

羅娟は口元の涎を手で拭いながら、幸せそうな笑みを浮かべていた。

「ああ…娟姐、もう遅いし、そろそろ帰らない?」

呉暁妍は気まずそうな表情で提案した。そもそも群英ナイトクラブに来たのは歌を歌って楽しむためではなく、完全に羅娟の願いを叶えるためだったのだ。

今や夢は叶ったのだから、ここにいる意味もない。だから呉暁妍...