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324話

「雪瑶の言う通り、喧嘩は確かに品がないな。こうしよう、俺たちで酒の勝負をしないか?」

楚彦坤は提案した。結局のところ、男同士の間では喧嘩や荒事の他に、酒の強さもまた男の実力を測る表現だった。

もちろん、酒に強くても実力が必ずしも優れているとは限らないが、実力のある者は大抵、酒量も悪くはないものだ。

「酒の勝負?お前、本気で俺と酒量を競う気か?」

楚彦坤の提案を聞いて、龍飛はすぐさま挑発するように言った。なにせ龍飛の酒量は戦龍隊でも一、二を争うほどだったからだ。

「どうした?怖気づいたか?」

楚彦坤は眉を上げ、負けじと返した。彼の酒量は学生時代からすでに相当なもので、今ではさらに恐ろしいレベ...