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280話

「てめぇのばあちゃんがよ、今日こそぶっ殺してやる!」

地面から身を起こすと、金髪のチンピラの顔は見るも無残な状態で、鼻血が顔中に飛び散っていた。

「俺に刃向かうとはな?お前みたいなガキにはまだ百年早いわ」

金髪のチンピラを見つめながら、龍飛の怒りも頂点に達した。彼は前に歩み寄ると、再び蹴りを相手の腰に叩き込み、チンピラは地面を三メートルも滑っていった。

「うわぁ、飛兄マジやべぇ!あ、あんなに強いなんて...」

「見なきゃわからないよな。ただの自慢話かと思ってたけど、飛兄のマジ実力は想像以上だわ」

周囲の学生たちは龍飛の一撃一蹴を目の当たりにして、...