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153話

「九叔!どこからそんな強い拳士を見つけてきたんですか?まさかこれほど凄いとは!」

九叔の隣に座っている李龍基は、九叔に感心した様子で言った。李龍基から見れば、十四週連続チャンピオンの楊浩虎でさえ、古手宇の相手にはならないだろうと思えたからだ。

「ふふ、偶然の出会いでね。かなりの金を使ったんだよ!でも今見る限り、無駄にはならなかったようだ」

九叔は嬉しそうに笑った。明らかに彼は古手宇の今夜の活躍に大変満足していた。たった今の一分間で、古手宇は九叔に数百万もの収入をもたらしたのだから。

九叔が賭けで稼いだ百万に加え、胴元としての利益も合わせると、およそ五百万にも達していた。

九叔に比べて、雷東...