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1081話

「てめえは誰だ!なんてでかい面してる!東兄貴の祝賀会で騒ぎを起こすとはな!」

門の警備員を傷つけたため、クラブの警備部門全体に即座に情報が伝わり、すぐに黒服の屈強な男たちが大広間に現れ、龍飛を取り囲んだ。

このような大騒ぎは当然、祝賀会の雰囲気を台無しにし、全ての人々の視線が龍飛に集中した。

「雷東に会いに来たんだ。関係ない奴らはさっさと消えろ!」

龍飛は軽蔑したように言い放ち、そのまま祝賀会のステージに向かって歩いていった。そしてステージの中央に立っていた雷東もようやく龍飛の姿をはっきりと確認した。

「龍飛兄弟、どうしてここに?半年以上会わなかったが、何かあったのかと思ってたぞ!」

龍飛の出...