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1073話

「龍飛、戦神様の差配に従います!帝国に忠誠を誓います!」

戦神の言葉を聞いた龍飛は、少しの躊躇もなく、すぐに承諾した。

聖戦士になるということは、戦神の側近護衛隊の一員になることを意味し、その地位は戦皇に匹敵する存在だった。

聖戦士の称号について、龍飛はすでに霍元奇の口から聞いていた。かつての霍元奇も戦神の側近の聖戦士だったが、身分が露見し、最終的に異獣山脈へ逃げ込んだのだ。

「よろしい。このような忠心不抜の者こそ気に入った。ならば、この丹薬を飲むがいい。今日からお前は私の聖戦士だ。私が率いて天下を取る時、お前は帝国最大の功臣となるだろう」

戦神は満足げに言うと、懐から一粒の丹薬を取り出し、龍...