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1063話

「院長、この異獣は重傷を負っているようですね」

龍飛の視線は千年巨蛇に注がれていた。その体には血まみれの傷口が無数に広がり、両目を固く閉じたまま、傷を癒すために休んでいるようだった。

「当然だ。あの化け物の防御力は驚異的でな。外で我々五人が総攻撃をしかけたんだが、全力で攻撃したにもかかわらず、どうしても仕留めることができなかった」

韓昆は事実をそのまま語った。五大戦皇のどの一人をとっても強大な実力の持ち主であり、神器の助けもあったというのに、彼らでさえこの千年巨蛇を倒すことができず、わずかな傷を負わせるのが精一杯だった。

「院長、どうしましょう？一緒に攻撃します...