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1039話

「なに?飛兄貴、英雄競技場の決闘にまだ参加するのか?」

龍飛がまだ英雄競技場の決闘に参加すると知り、龔三たち霹靂堂のメンバーは一人残らず驚きを隠せなかった。

彼らからすれば、龍飛は今や英雄競技場のポイントランキング首位の実力者。もはや誰かに挑戦する必要などなく、彼のような強者は挑戦される側であるはずだった。

「ああ、英雄競技場の実力者ランキングにはまだ対決していない強者が二人いるんだ!」

龍飛は戦意満々な様子で言った。確かに彼はポイント首位の成績を収めたが、それだけでは戦神学院最強の証明にはならないのだ。

「飛兄貴、そこまでする必要あるのか?今のお前の立...