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1036話

すぐに、青い光の盾が龍飛を包み込んだ。鍾剣の剣の光が青い光の盾に何度も斬りつけるが、龍飛の身体にはまったく傷をつけることができなかった。

「なんだと?信じられない!」

自分の最強の剣技が通用しないことに気づき、鍾剣の顔に再び驚きの色が浮かんだ。彼の剣光は三級異獣の攻撃さえ防げるエネルギーバリアを簡単に切り裂けるのに、龍飛の青い防御壁を突破できないなんて。

「これはあなたから学んだものですよ」

龍飛は率直に言った。彼はまさに鍾剣が使う護体剣気という絶技を応用し、自分の神器「いたずら回旋珠」に取り入れたのだ。

高速で回転するいたずら回旋珠は、鍾剣が繰り出すあらゆる剣光を身体の外で防いでい...