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1000話

戦神学院は黒鹰組織の最も神秘的な軍事基地であり、ここの制度は非常に厳格で、規則を犯した学生はほとんど学院の処罰から逃れることができない。

「まずい、見つかった！」

禁地への無断侵入は学院では死罪に等しい。そのためヌルダは少しの躊躇もなく、疾風のような速さで逃げ出そうとした。

しかし、ヌルダが予想もしなかったことに、彼の身体がそれほど遠くへ逃げ出す前に、背後から強大な力が襲いかかり、一気に彼を地面に叩きつけた。

「随分と大胆な奴だな。我が器王殿の禁地に無断で侵入するとは」

声が響き、一つの黒い影が素早く動き、瞬く間にヌルダの目の前に現れた。

三十代の壮年男性で、風になびく長髪と整った...