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10話

「林依純?こんな大企業に、こんなに可愛くて清純な女の子がいるなんて、思いもよらなかったな」

目の前を慌てた様子で各エリアを行き来する清楚な少女を見て、龍飛はすぐに興味を示し、彼女の姿を目で追った。

肩まで伸びた長い髪、少し幼さの残る卵型の顔立ち、雪のように白くてきめ細やかな肌、そして澄んだ瞳には慌てた表情が浮かんでいる。一目見ただけで、学校を卒業したばかりで社会に出たような女子大生だとわかった。

しかし彼女の纏う雰囲気は清潔で透明感があり、スタイルに至っては完璧で欠点が一つもない。特に歩くときの丸くて上向きのお尻を見ていると、龍飛は恥ずかしながら反応してしまった。

「おい!林依純、ちょ...