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254話

この瞬間、私の心に湧き上がった喜びは本当に比類なきものだった。

自分の一撃がこれほど正確に命中するとは、まったく想像していなかった。こんなことが自分の身に起こるなんて、これまで一度も考えたことがなかったのだ。

このような出来事によって、今この瞬間、私の心は真に爆発的な高揚感に包まれていた。

T72はついに停止した。あの爆発で、きっと車内の乗員は全員あの世に行ったのだろう。

T72が今停止している位置は、我々にとって非常に有利だ。倉庫の入り口からはかなり離れており、敵の攻撃に対して何の保護にもならないどころか、むしろ我々の防衛にとって障壁として機能してくれる。この点は、我々にとって相当有...