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179話

男というものは、実に複雑な生き物だ。多くの場合、口では「誰それが好きだ」「一生変わらない」と言い続ける。

しかし、その人のことを胸が引き裂かれるほど想っている時でさえ、ある種の衝動に駆られることがある。それこそが所謂「性的衝動」というものだ。

あれほど言っていたことをすっかり忘れ、目の前にちょっとセクシーな女性がいるだけで、まるで野獣のように飛びかかってしまう。

これが男というものだ。多くの場合、下半身で物事を考えてしまう生き物なのだ。

ベッドに横たわり、私を誘惑している蘇雪児を見つめていると、もう自分を抑えられなくなっていた。私は彼女に近づき、すぐに手を伸ばして彼女の体を撫で回し始め...