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11話

佳佳は四階に住んでいて、彼女を支えながら上がってくる間、私と彼女の距離はずっと近いままだった。

佳佳はお酒を飲んでいたが、彼女の身体から漂う誘惑的な香りは依然として存在していた。

何度か、佳佳が少し前かがみになった時、襟元から覗く深い谷間が見えてしまった。

佳佳は美人であることは間違いないが、それ以上に豊かな胸を持つ美女でもあった。

あの深い谷間を見ていると、思わず唾を飲み込み、誘惑が極限まで達したように感じた。

四階で佳佳が部屋を開けると、彼女の住まいが意外にも広いことに気づいた。

三LDKタイプで、広さは約140平米ほどだろう。

こんな部屋を見て、私はすぐに感嘆の声を上げた。まだ賃貸暮ら...