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968話

「強姦」という二文字を思うだけで、妻の体は熱い流れが一気に頭まで駆け上がるのを感じた。

全ての女性の秘所がこの厚顔無恥な男に恥ずかしくも揉まれ、撫でられ、弄ばれたとしても、妻はそれでも何とか自分を許せると思っていた。

後になれば自分に言い訳できるはずだった。ただの痴漢に体を触られただけで、自分の体はまだ純潔を保っていると。

しかし背後の男に本当に強姦されたら、もはや何の言い訳もできない。そのとき妻は私のことを思い出した。

続いて、見知らぬ男のあの大きな物が自分の体に激しく入ってくることを想像すると、妻はまるでハエを飲み込んだかのような吐き気を覚えた。

しかも車内で、これだけの人々の中で初めて会...