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955話

私の妻は慌てふためき、この瞬間どうすればいいのか分からなくなっていた。妻がまるで何も起きていないかのように振る舞い、その男の言葉も聞こえないふりをしようとした矢先、見知らぬ男は静かに妻の耳たぶを軽く噛んだ。優しく味わうように弄びながらも、男は妻に語りかけ続けた。

妻は信じられなかった。この厚かましい男は、すでに自分の熱いものを彼女の臀部の割れ目に押し当てながら、耳を味わいつつ、よくもまだ話しかけてくるとは。

しかし妻は本当に動揺していた。この状況で、男がついに彼女と向き合おうとしていることを意味していたから。

「恥ずかしがらなくていいよ、お姉さん。ほら、このまんまるい団子、まるでパン生地...