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873話

「しかも薬が回ったら、彼の奥さんは欲望を抑えられなくなるだろう」

心の中でつぶやきながら、妻の太ももの間に置いた手に少し力を込めた。

ふと耳元で妻の甘い吐息が聞こえた時、慌てて手の動きを優しくした。妻は軽く両脚を閉じて私の手を挟み、弾力のある太ももが手の甲を撫でる感触が伝わってきた。

動きを穏やかにゆっくりとさせると、興奮し始めていた妻の成熟した体がようやく落ち着いてきた。妻が恥じらいながら私を一瞥したのを見て、やっと安堵の息をついた。

今夜のすべてが刺激に満ちていると感じた。妻が私の大きなものをしっかり握る動きもゆっくりになり、この時、妻はすでに頭を私の方に少し近づけていた。最初はち...