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862話

「ねぇ、本当に見るの？」

妻が私にこっそり尋ねてきた。明らかに私があの林志山という野郎と接触することを避けたがっている様子だ。

妻の懸念は昨夜あの録画を見てから既に理解していたので、私は彼女の質問には答えず黙っていた。ただ、林志山が妻に恥ずかしくなるようなビデオを送ってきたということについては、確かに興味があった。

「ちょっと見てみたいだけだよ。アダルトビデオを見るのと同じようなもので、それに前にも一緒に見たことあるじゃないか。あいつを無視して距離を置くのはいいけど、二人だけの時にこっそり彼が撮った動画を見ることくらいいいだろう。ほら、勉強になるかもしれないし」私はそう言いながら、妻のスマ...