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843話

「その時、妻は息を荒げていた。自分の指を見た妻の顔には、強い羞恥の色が浮かんでいるのが分かった。妻はもごもごと言葉を発した。これは今夜初めて妻が自ら口を開き、こんな艶めかしい言葉を口にしたのだ。

しかし、そんな状況でも、妻は自分の動きを抑えられず、再び指を自分の体に伸ばした。端正な顔には満足の喜びが浮かんでいたが、指だけでは妻に完全な悦びを与えることはできなかった。妻の表情はさらに欲求と渇望に満ちていった。

林志山が言葉で妻を辱めるたびに、妻の興奮の度合いが徐々に強くなっていくのが見て取れた。妻は林志山の侮辱に対して、自ら応えるようになっていった。

林志山の表情はますます得意げになり、赤みを帯...