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58話

「義兄さん、この方法かなり効くみたいですね。これからは暇があるたびに、この治療法で手伝いましょうか」彼女はにっと笑った。

毎日体に水をかけられたら、正気を保てないだろうが、それでも思わず頷いてしまった。

しかも終わる頃には、義妹がまだ物足りなさそうに、私のアレから目を離せないような様子だった。

夜、妻が帰宅した時も、相変わらず無表情で、風呂を済ませるとすぐにベッドに入ってしまった。

この一年、二人の間ではほとんど会話がなく、寝るときも別々だった。てっきり昼間のことを聞かれるかと思ったが、彼女は何の反応も示さなかった。

そのせいで私もイライラし、夜中になっても眠れず、トイレに立った。

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