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490話

そして、その目的地は、私の妻が懸命に両手で抱え、自ら締め付けている丸いボールだった。そして毎回の深い突きで、あの大きなものの先端が少し姿を現すのだ。

そのたびに、わざとそれを妻の魅惑的な赤い唇の端や顎に押し当てる。

スミスの圧迫するような前進で、妻の腰と背中はさらに後ろに反っていく。

妻の丸い尻は床に座り、膝立ちの姿勢を必死に維持しているが、上半身は仰向けにベッドの表面に曲がって貼り付いている。まるでスミスが妻を強引に犯しているかのような、そんな放縦で野性的な光景だった。

妻は目が虚ろになり、呼吸も乱れている。この時、妻にとって生理的な刺激や興奮はそれほど強くないことは分かっていた。し...