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280話

その艶やかな体は一波一波と痺れ、すでに柔らかく力が抜けていた。

気づかぬうちに、彼女の身体も少しずつ沈み込み、あどけなく美しい顔が私と同じ高さまで落ちてきていた。

私は内心で笑いを堪えながら、何も知らないふりをしていたが、実際には、私たち二人の頬はすでに触れ合っていた。

二人がお互いに密着し、彼女の高く通った鼻からは、息を吐くたびに温かい吐息が漂ってきた。その呼吸はやや荒く、うっとりするような香りを含み、私の下半身は爆発しそうなほどに昂ぶっていた。

だが、まだその時ではないことは分かっていた。この美人記者が完全に崩れ落ちる瞬間こそ、最も刺激的な瞬間になるはずだ。

顔馨も、こうして向かい合う姿勢...