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189話

「後山の方に、ちょっと独立していて、人目につきにくい小さな庭園があるって聞いたの。自由に使えるみたいだから、そこで新鮮な空気を吸って、お酒を少し飲んで、風に吹かれたりしたら、素敵じゃない?」「それに普段は都会や仕事で全然楽しめないでしょ。夜になったら温泉に入って、お寿司を食べて、お酒を飲んで、完璧な一日を締めくくるの」

義理の妹も珍しく私の才能や牛乳のことを気にせず、真面目な顔で言った。「うんうん、お姉ちゃんの言う通り。お兄さん、あそこで少し休憩しましょうよ。ちょうどあなたも体力回復できるし、夜はもっと私のお世話ができるわ」

「夜は思いっきり楽しませてあげるから」

私は少し驚いた。義理の...