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1256話

「私はあなたの成長のことを考えているの。だって、もう十代の男の子でしょう?いつまでもお姉さんと一緒に寝たいなんて言っていられないわ」ポンポンは義姉の言葉の真意を理解していた。彼が性的に成熟していることを義姉が察知し、正常な距離を保とうとしていることを。

「わかりました、お姉さん。少しだけ理解できたかも。もう遅いし、早く寝ましょう。おやすみなさい」ポンポンはそう言うと、両手で顔を覆い、静かになった。

「ポンポン、あなたを嫌っているわけじゃないのよ。お姉さんはずっとあなたのことが好きだったわ」義姉はポンポンの表情を見て、もう何を言えばいいのか分からなくなっていた。

「もういいよ、お姉さん。全...