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1163話

私はいらいらしながら自分の寝室に戻って待つしかなかった。妻とポンポンの会話も永遠に続くわけじゃないだろう。

いつもの就寝時間になっても妻が戻ってこないので、私はもう座っていられなくなった。

寝室を出てポンポンの部屋のドアの隙間を見ると、中はもう明かりがなく、電気はとっくに消されていた。

胸が痛んだ。今回の誤解と騒動で妻は完全に私に失望したんだと分かった。

少なくとも今日の怒りはまだ収まっていないようだ。

急いで部屋に向かったが、ドアは内側から鍵がかけられていた。少し躊躇した後、軽くノックしてみた。

私のノックに対して中からは何の反応もなかったが、ポンポンと妻の会話は聞こえた。わざと私を無視...