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1007話

仕方なく階下に降りることになった。もう気が狂いそうだった。妻が完全に僕を欺き、上の階で浮気しているのに、自分は下で待ち続けるという屈辱に耐えられなかった。

再び妻に電話をかけた。長い間呼び出し音が鳴った後、ようやく通じた。妻は少し息が荒い、異様な声で応えた。「あなた、どう、どうしてまた電話してきたの?」

「今どこにいるんだ?」今回は遠回しな言い方をせず、直接的に尋ねた。

「ええ、会社だって言ったでしょ。残業してるの、もうすぐ帰るわ」

「そうか?会社で残業?そんなに静かなのか?」

「うん、残業だから、ほとんど人いないし。あなた、私、あの、後でかけ直すわ!」

「俺は今、ブルーシーホテル...