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495話

一線天での戦闘は激しさを増していた。

時が流れていく。

三時間後、帥帳で今後の対策を思案していたプラミハンは、突然目を見開いた。

戦場の主帥として、彼はすでに戦場の第六感を養っていた。

案の定、ほんの少しの時間が経つと、テントの外から足音が聞こえ、彼の側近である副将が急ぎ足で入ってきた。その顔には「興奮」の二文字が満ち溢れていた。

「大帥、大吉報です!大吉報ですぞ!」

「我が軍は一線天を攻略し、龍軍の陣地を無事に制圧しました!」

その言葉を聞いた途端、プラミハンの眉がピクリと動いた。

これは、尋常ではない。

一線天は世にも知られた難攻不落の要塞だ。どうしてこ...