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470話

「貴様は何者だ？！」

楚聖傑は目の前に突然現れた黒い影を見つめ、声には恐怖の色が混じっていた。

これはもはや彼の認識を超えていた。

人間が、どうして黒い気のような姿で現れることができるのか？！

どれだけ注意深く見ても、この黒い影の姿は見えず、さらに部屋全体の温度が急激に下がったのを感じ、思わず身震いした。

「わが主の命により、ここに参り、楚元帥とある有益な取引をしに来た」

黒い気の中から嗄れた声が響き、楚聖傑の目の前で、その黒い気は徐々に若い男の姿へと変化していった。その容貌は極めて妖しく、まるで女性の厚い白粉を塗ったような不気味なほど白い顔をしていた。

もし話をしていなければ、...