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412話

皇宮の朝殿は金碧輝煌の極みを誇っていた。

朝議の知らせを受けて駆けつけた官僚たちは、すでに朝殿内に整列していたが、一人一人の顔には様々な表情が浮かんでいた。

今回、龍椅に座っているのは、いつもの馴染み深い姿ではなく、太子の皇甫永安だったからだ。

跪くべきか、否か——。

これは極めて深刻な問題だった。一度跪いて拝礼すれば、皇甫永安を新帝として認めることに等しい。

だが殿中の諸臣はいずれも、龍帝陛下が崩御されたのか、それとも今なお病篤い状態にあるのか、正確な情報を得ていなかった。

崩御と崩御寸前——一見似たような状況に思えるが、実際には天と地ほどの違いがあった。

もし龍帝が本当に崩御...