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378話

静寂…怖ろしいほどの。

広大な朝廷の間からは、一切の音が消え失せていた。針一本落ちても聞こえるほどの静けさの中、龍帝の咳と収まらぬ怒りだけが響いていた。

九五の龍座から、龍帝は死人を見るような目で殿中に立つ張弛を見据えていた。

「者ども、張弛を刑部に送り、天牢に打ち込め!」

龍帝の声が大殿に轟いた。

明らかに、この瞬間の龍帝は激怒しているものの、まだ張弛に死を与えるつもりはなかった。

「陛下!端王と韓国公府は密かに十万の兵を募り、帝京南郊に集結させております。これは謀反の意図に他ならず、その心は疑うべくもなく、誅すべきです!臣には動かぬ証拠がございます。どうか陛下の明察を!」

張...