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362話

龍帝の寿宴は、本来なら天下が祝福すべき場であった。

しかし今や「八尸一侯」の一件が次第に大きな問題となり、この寿宴は明らかに以前の賑やかさや祝いの雰囲気を失っていた。

特に龍帝の表情は、寿宴の残りの時間中一度も和らぐことなく、終始顔を強張らせたままだった。これにより昭陽殿に集った多くの権貴たちは酒を一口も余計に飲む勇気もなく、皆が細心の注意を払って言葉を交わし、酒の勢いで龍帝陛下の怒りを買うことのないよう気を配っていた。

さらに一時間が過ぎた。

龍帝の寿宴はついに「友好的で調和のとれた」雰囲気の中で終了を告げた。この一時間は宴に参加した官員たちにとって、一日が一年のように感じら...