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325話

「ど、どういうことだ!」

「あれは赵教授、王教授、それに薬理学専攻の孫先輩じゃないか!」

「みんな死んでる…」

「………」

ドアの外の学生たちは恐怖に震えながらも、実験室内の遺体を識別していた。そのほとんどが薬学院の教授や、学内で名の知れた学生たちだった。

古羽は呆然と立ち尽くす人々の間を縫うように進み、楚修の傍らを通り過ぎ、真っ先に百草楼へ足を踏み入れた。彼はそのまま実験室の一つに入り、床に横たわる遺体を無造作に選んで調べ始めた。

これらの遺体を見れば明らかだった。この百草楼こそが万薬派の本拠地であり、心臓や肝臓、脾臓、肺、腎臓を抜き取られたこれらの人々も、万薬派の仕業に違い...